THIS IS IT
2009年 アメリカ
監督 ケニー・オルテガ
すごく良かった映画!!
今更書くことでもないが、、、マイケルが、、、
すごい人だと
すごい才能の持ち主だと
すごい努力家なんだなと
ひたすら感動しました。
映像を研究しているものとしては、
音楽はまさに『時間芸術』として共通するもの。
あんなに時間を遊んで
みんなのテンションを異次元に持っていくことができるのは、、、
POPSというジャンルとか、音楽というジャンルとか超えて
すっごく、勉強になる!
というより尊敬します。
特に映画のシーンで良かったのは
マンハッタンを背景に
労働者たちが影のように映し出され、工事をするような休憩をするような
スウィングに乗っているシーン。
なんだ、あの絵のかっこよさは。
あの絵の色感は。
目に焼き付くような光景でした。
あぁいう、すっっっごくカッコイイというか
もうこれ以上ないという出来の『絵』とか『ダンス』とか『音楽』とか
見るだけで、すっごく幸せになります。
それに、、、
全員でモノを作っていくときの団結した姿勢。
みんながマイケルを尊敬していて
その一つ一つの改善点に納得していて。
よく、モノづくりの現場で起こる
みんなの意見がバラバラという状況がない。
マイケルの感性に惚れ込んでいるからこそ
その世界感を信じ込んで、みんなが一致団結している。
表現する人たちって正直な人が多いから
衝突も多いはずなのに
みんなを納得させてしまうほどのセンスを持っているマイケルは
ただ者ではなかったのだと、、、
理由もなくわかってしまいました。
そんなスターだったからこそ
人一倍の孤独があって、その途方もない孤独があったからこそ
あのような詩が掛けたのであり、あのような作品を残したのであり
やはり、モノづくりをする人の『孤独』、それに立ち向かった『勇気』を感じたのでした。
また、音楽における一番大切な要素は
『空白』
なのだとわかった。
Jazzでも休符こそが、人のプレッシャーを抱え込み
次への溢れ出す感情、解放へつながるモノだと実感。
マイケルが言っていた
「お客さんは、非現実を求めている。だから、非日常の世界をつくりだそう」
ということば。
映像を作るものとしても、これってすごく大切なこと。
見てもらう人に非日常の体験をしてもらえるのが、メディアを使った芸術なのだから
そこに、自分のセンスとか、努力とか、全てを注ぎ込んだものを作らなければならない。
そのための勉強も、欠かせない。
とは言いながら
子どものような天真爛漫さやただ表現が好きだと言う気持ちが
常にあったから、マイケルのような人は
新しいものがつくれたんだなぁと思う。
本当にすごい人生だったんだなと思う。
これからも発見が沢山ありそうだから
マイケルのPVとか、見ていきます!
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