ラベル JAZZ-ジャンル の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル JAZZ-ジャンル の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2009年1月8日木曜日

Jazz-ジャンル:③-⑥モード・ジャズ(含む新主流派)

コード進行よりもモード (旋法)を用いて演奏されるジャズ。モダン・ジャズのサブ・ジャンルのひとつである。

1950年代後半に試され始め、1958年リリースの、マイルス・デイヴィスのアルバム「カインド・オブ・ブルー」で完成された。


「カインド・オブ・ブルー」

ジャズ・トランペット奏者のマイルス・デイヴィスが、自らのバンドで1959年に録音し、同年コロムビア・レコードから発表したアルバム。モード・ジャズを代表する作品の一つ。
* A面
1. So What
2. Freddie Freeloader
3. Blue In Green
* B面
1. All Blues
2. Flamenco Sketches
* 正規CD追加収録
o フラメンコ・スケッチ(別テイク)

メンバー
* マイルス・デイヴィス - トランペット
* ジョン・コルトレーン - テナー・サックス
* キャノンボール・アダレイ - アルト・サックス(on1.,2.,4.,5.,6.)
* ビル・エヴァンス - ピアノ(on1.,3.,4.,5.,6.)
* ウィントン・ケリー - ピアノ(on2.)
* ポール・チェンバース - ベース
* ジミー・コブ - ドラム

2009年1月6日火曜日

Jazz-ジャンル:②スウィング・ジャズ

<スウィング・ジャズ>
1930年代から1940年代初めにかけて大流行した、白人が主体となって作られた大人数編成によるジャズの形態の一つ。
黒人ブラスバンドやマーチングバンドと呼ばれるものとは、音楽的には直接の関係はないとされるが、ブラスバンドから発展したともいわれている大人数のジャズ、ビッグバンドの形態の一つ。


「概要」
ジャズの系譜の中では初期のものにあたる。
スイングジャズは、スウィングのリズムを含んだ軽快なダンスミュージックであり、ジャズの特徴である即興演奏(アドリブ)や個人演奏(ソロ)よりも、念入りな打ち合わせに基づくビッグバンド全体での演奏(アンサンブル)に重点が置かれた。
世界大恐慌で、人々は甘く、癒しの音楽を望む傾向になった。
さらに、ラジオや蓄音機の登場で、レコードが普及、一定時間内に終わる必要性が出てきた。
また、ライブを観に来た客も、レコードと同じ演奏を期待するようになった。
そのため、楽器曲の緻密なアレンジ(編曲)が要求され、アレンジャー(編曲者)も重要視されるようになった。

前時代のディキシーランド・ジャズよりも人数的には大編成であり、即興演奏に重点が置かれるそれに比べ、約束事にコントロールされたアレンジが必要となった。
その結果、ライブでもレコードと同じ演奏、甘く軽快でダンサブルな楽曲、大人数での調和などにその特色が見いだされる。


「音楽理論的側面 」
スウィング・ジャズの時代には、大編成のバンドが一般的となり、和声的にも幾分洗練されてきた。
スウィング・ジャズ時代の初頭は和声の本質においてはニューオーリンズ・ジャズやディキシーランド・ジャズと大差はないが、セブンス・コードが基本となり、4声を主体としたセクショナル・ハーモニーが開拓された。さらに多くの声部のセクショナル・ハーモニーも用いられた
。
4声の密集配分のセクショナル・ハーモニーは、ジャズやポピュラー音楽の作曲、編曲学習者が身に付ける基本的な課題であり 4 Way Close として知られている。
また、大編成で多種類の楽器が用いられたことから、編曲者と演奏者との分業化が進み、管弦楽法やオーケストレーションの面でも進歩した(ニューオーリンズ・ジャズ・スタイルでは、演奏者の集合がすなわち編曲者であった)。
スウィング・ジャズ・スタイルが発展してくると、遠隔調への転調や内部転調も頻繁に用いられるようになり、和音もディミニッシュト・コードや、テンションがより積極的、システマチックに用いられるようになってきた。
音楽理論的には、クラシックの前期ロマン派の音楽と本質的には同じである。


代表的なミュージシャン

クラリネット
* アーティ・ショウ
* ベニー・グッドマン

サクソフォン
* ハーシャル・エバンス
* レスター・ヤング

トランペット
* ルイ・プリマ
* ルイ・アームストロング
* バック・クレイトン
* ハリー・エディソン
* キャット・アンダーソン
* ハリー・ジェイムス

トロンボーン
* グレン・ミラー
* トミー・ドーシー

ピアノ
* デューク・エリントン
* カウント・ベイシー
* フレッチャー・ヘンダーソン

その他
* フレディ・グリーン(ギター)
* ウォルター・ペイジ(ベース)
* ジョー・ジョーンズ(ドラム)
* ライオネル・ハンプトン(ヴィブラフォン)

Jazz-ジャンル:①ニューオーリンズ・ジャズ / ディキシーランド・ジャズ

<New Orleans Jazz>

1900年代に発生、1910年代までに確立したとされる、アーリージャズに属する一つで、発祥の町の名を冠したもの

米国南部ルイジアナ州ニューオーリンズ市(New Orleans, LA)周辺で南北戦争終了時ごろ、解放された黒人やクレオール(黒人と白人のハーフ)らで始められ、後の多様なスタイルのジャズに分かれていった音楽の一つで、以後のジャズ音楽のおおもとになった形式。
典型的なものは、コルネット(または、トランペット)、トロンボーン、クラリネットなどの3管が中心となって、集団即興演奏が特徴で、そういった楽器の編成や演奏スタイル、素材など、以後のジャズに影響を与えつつも、はっきり区別できる。

1920年代初頭に、ここニューオーリンズの歓楽街が閉鎖されたことにより、ここのジャズ演奏家は、シカゴ市などに流れ、活動の拠点を移すこととなる。ルイ・アームストロングなども例外ではなかった。しかし、彼らは、活動拠点を移しただけで、シカゴ・ジャズとは異なる。

1940 年代、音楽から遠ざかっていたニューオーリンズのミュージシャンたちがビル・ラッセルによって再発掘され、ニューオーリンズ・ジャズは再び注目を浴びる。 これを、古いジャズの復興という意味でリバイバル・ブームと呼ぶ。日本にも戦後アメリカ文化の流入によって受け入れられ、人気を博した。この時期のミュー ジシャンでは、バンク・ジョンソン、ジョージ・ルイスなどが有名である。

現在ニューオーリンズ・ジャズはモダン・ジャズやファンク、ラテン音楽などの影響を受けて進化を続ける独特の音楽としてニューオーリンズの町に根付いているが、ファンの高齢化などによって衰退の兆しが見える。



(音楽理論的には)
狭義の調性、つまり長調と短調に基づく音楽である。
和声的にはケーデンスの法則(カデンツの法則)を重視した和音連結が行われている。
また、近親調への転調や内部転調も行われていた。使用される和音はトライアドが主体であり、しばしばセブンス・コードも用いられた。
和声的にはクラシックの古典派と同じ内容をもっている。
ルイ・アームストロングは和声的側面、リズム的側面、スタイルの発展に大きく貢献した。
9thや13thといったテンションをよく用いたり、より複雑で難しいリズムのフレーズをしばしば用いた。
また、全てのパートが音楽的に同等の意味を持つアンサンブル主体のスタイルから、各楽器ごとにソロを回していくスタイルを一般的にしたのも彼である。
また彼は、ニュー・オーリンズの地域的なスタイルであったスキャットでメロディを歌うスタイルをシカゴへと持ち込み、ジャズのスタイルとして一般的なものにした。ジャズの特徴的な要素は、このころほぼ全て完成された。

<Dixieland Jazz>
クラシック・ジャズに分類される一分野。
「ジャズの最初の形態」と認識されることが多い。

ディキシーランド・ジャズは、時としてホット・ジャズまたはニューオーリンズ・ジャズとも言われ、20世紀初頭にニューオーリンズで発達したジャズのスタイルで、ニューオーリンズのバンドが1910年代にシカゴやニューヨークに移動して広まった。
ディ キシーランド・ジャズは、ブラスバンドの行進曲、フランスのカドリーユ、ラグタイム、そしてブルースが集まり結びついてできた音楽で、ピアノ、ギターまた はバンジョー、ドラムス、コントラバスまたはテューバといったリズム・セクションを従えて、トランペット(またはコルネット)、トロンボーン、クラリネッ トが、ポリフォニックな即興演奏を行う。

『ベイズン・ストリート・ブルース』や『聖者の行進』といった、ディキシーランド時代からよく知られたジャズのスタンダード・ソングは、ジャズ・ファンでない人にも知られている。

ディ キシーランドとは、アメリカ南部の諸州を指す通称や俗称。この名称の由来は諸説あるが、ルイジアナ州などは一時期、フランス領だった地域で、その間の流通 紙幣に10を表す「DIX」という文字が印字されており、その地方(LAND)という事から生まれたという説や、測量技師ディクソンの名によるとの説もあ る。ディクソンは相方のメーソンと共に、南部と北部を分ける線(メーソン=ディクソン・ライン)を引いた人物である。